@aumy_f, 2026-07-31-mnsb:
まのさばって残酷ゲーみたいなのというよりは少年漫画に近いんですよ。信じてください。
「魔法少女ノ魔女裁判」がよかった
aumy_fです。最近はあんまりゲームをやっていなくて、やっていないんですが、インディーゲー中心に喰らってその話を一生する魔物になることがあります。単独で立項したのだと「SANABI」はマジで良かったですね。あとスプラトゥーンシリーズの話は割としている。ポストアポカリプスがさあ…バンド、ロック、ポップのイカ世界とサンプリング、テクノ、アンダーグラウンドのタコ世界の対比がさあ…てかレイダース買ってねえわ
で、最近良かったのは 魔法少女ノ魔女裁判 です。
「魔法少女ノ魔女裁判」って残酷無惨デスゲームじゃなくて…
まのさば、2025年発売の美少女がいっぱい出てくるADV/推理ゲーです。
俺はまのさばめっちゃプロモで損してるゲームだと思ってて、ほらなんか女の子が13人牢屋敷とかいう謎の施設に収監され共同生活を送らされます、彼女たちは魔女とかいう化け物の因子が入っててそのうち凶悪な魔女になり殺人事件が発生するので 魔女裁判 で特定して処刑しましょうみたいな設定とか、あとなんかプロモーションのノリからしてですね、女の子がひどい目に遭うのを楽しむ異常者、例のコピペでは共産主義者より前にすでに殺されている存在むけのものなのかなと思われて避けられている節がありそうなんですが、あんまりそうではない1です。専門用語を使って言うと、俺はまのさばはリョナゲーには入らない2と思っています。
友人とも話したんですが、呪術廻戦とか鬼滅の刃とか進撃の巨人とかメイドインアビスとかが残酷悲惨救いなし人の心とかないんか だけでなく、逆境に立ち向かう みたいな要素を多く含んでいるしそっちの方が本筋でしょみたいな話にだいぶ近い。残酷要素みたいなのに偏りすぎているのがファンか公式かの差です。実際のところまのさばって、自分たちはすごい閉じ込められてるし、自我を失って魔女になるかもしれない、魔女化したやつに殺されるかもしれない、自分が当事者じゃなくても冤罪で処刑されるかもしれない、みたいな八方塞がりだし誰も信じられないよ〜!の状態で、なんとか自我を保ち、人として生き、みんなを信じるみたいな要素がかなりを占めているので、能力バトル系少年漫画に近く3、プロモが想定しているより広い層に受け入れられるゲームなのではないかと思っています。
裁判とゲーム的な話
ADVパートは日常生活です。屋敷の中を探索していると選択肢が出てきて誤答すると世界観的に説明可能で後半の布石といえる展開や まったく唐突に出てくる謎の怪異 など多種多様な手法で主人公たちがひどい目にあいますが、BADEND選択肢は設定で表示できるのでプレイ体験を損なうことはあんまりありません。ちなみになんかクラファン額に応じてBADENDが増えるみたいな感じだったらしくそれで大量に盛られているようです。そういうとこ、そういうところですよ。
そんなこんなで(実は選択肢次第でえらいことになっている薄氷の上を歩くような危険ばっかなことが我々にはわかる)平穏な日常生活を送っているとそのうち殺人事件が起きるので、証拠を集めて裁判に臨みます。
裁判パートではキャラたちの主張が流れていくので矛盾している部分を見つけて反論したり、証拠品を提示したりすることで裁判を進め、真犯人を見つけていきます4。彼女たちは魔法が使えるので、「足跡が残るはずなのに犯人の足跡だけ残っていない」という状況について「なんらかの隠蔽工作をした」「壁に張り付いたり足場を使ったりした」「遠くから攻撃した」といった説明のほかに「宙に浮く魔法で浮いてた」「パワー増強の魔法でジャンプした」みたいなトリックが考えられ、それによってこの犯行が可能だったのはこの魔法を持っているあいつでは…?みたいなことが考えられる。
まあなんか持ち時間制にはなっていますがほとんどの場面で総当たりしても足りる時間設定になっているしセーブロードでやり直せるのであんまり難しくはないです。マジでちゃんと推理するとむずいと思うんですが俺は割と当てずっぽうして桜羽エマさんの推理をなるほど…という顔で聞いていました。
あとこのゲームクラファンでハネすぎてフルボイスなんですが、裁判パートでトンチキな誤答をかました時のセリフまでボイスついててビビるんだよな。あえて誤答してツッコミを受け(真正面から否定されちゃった…!)(余計疑われちゃった…!)みたいな主人公の反応を眺めるのも楽しいです。いや女の子がひどい目に遭うのを楽しむ異常者ではないです。信じてください。
そのほか
キャラが良い。殺人的に作画コスト高そうな大変ゴシックを感じる衣装デザインですね。こういう雰囲気の作品だとキャラ付けに変な一人称(ボク、あてぃし、わたくし、わがはい、おじさん)などを散りばめている伝統スタイルもやはりいいです。(当然なんだけど)どのキャラにもスポットライトが当たるように話が作られていてクリアする頃にはみんないいですよねになっている。ちなみに俺は橘シェリーが好きです。
シェリー、ミステリー好きで殺人事件が発生するとウキウキで推理を始めるなど人の心を持たない言動、それによって裁判の特に序盤で話の進行役として地味に便利な役割をしているところ、ぷんぷんとかめっって口で言ってツッコまれる、ニッコニコな表情差分、青髪、ポンチョ、ポンデリングなどが大変良いです。今俺が中学生だったらGitHubのアイコンが橘シェリーになってたと思います。いやほんとか?これ今の俺が中学生エミュを走らせた結果であって実際は別の人なのでは?それはそれとして2026年の俺に残された中二の残滓が反応しているのはシェリーです。
あと二階堂ヒロが好きです。詳しくは言わないんですが、俺は自分の正しさを信じられる人間も行動に移せる人間も尊敬しています。
音楽は話と演出にあってて素晴らしい。割と繰り返し要素が多くて、裁判パートだと開始→ちょっとした転換→真実が明らかになりつつあり緊張感が高まるバイオリン→大詰めで メタル、みたいなのを繰り返し聴くのでテンション高まると同時に嘘だろお前が犯人なのか!?!?ってなる。ゲームミュージックはこういうのが面白いんですよね。
あとボーカル曲がいくつかあるんですがほとんど全てが架空言語になっています。サブスク歌詞の対訳見るとわかるとおり英語と日本語を足したもじりぐらいの造語法なのでガチ架空言語って感じには入らないと思いますが、発音として英語っぽいかっこよさが保たれているけど聞いて意味は全然わからないというのが本編を邪魔しなくていいのかもしれないですね。
まとめ
- まのさばをプレイすることによって得られる体験は女の子がひどい目にあっていると…嬉しい!みたいな人を選ぶものではなく、より普遍的な、ひどい目にあっても立ち上がる強さ、愛、友情、努力、それゆえの悲劇、それでも立ち向かう意志力などです
- 音楽がいい
- 特にキャラに関してはどこが好きか言おうとするとネタバレになりかねないのでこういう形式でもあんまり喋れなくて苦しい 助けてくれ